子供がある程度大きくなるまでは家賃が安い家に住んで節約しようと思い、今の家を適当に選んだんですが・・
あの頃に戻って、家を選びなおしたい。
子供が生まれてからしばらくの間、ママは家に引きこもって1日中子供の世話をする場合が多いと思います。
毎日家で子供と過ごす事になるので
どんな家に住むかによって育児の大変さがかなり変わります。
これから育児と引っ越しを考えている人の参考になれば幸いです。
目次
防音性は大事

小さな子供は言う事を聞かないので、叱って静かにさせる事は不可能。
一戸建てか1階に住めば子供の騒音を気にせずに過ごせます。
それが無理でも、音の響きにくい家を選ぶ事は大事。
鉄筋コンクリートだったら大丈夫というわけではありません。
今住んでいる家は築30年の鉄筋コンクリートですが、足音がドスドスッと響きます。
2歳になる娘は歩くだけでもうるさいのに、さらにテンションが上がるとピョンピョン飛び跳ねます。
その都度叱ってますが、一時的にやめるだけでしばらくするとまた飛び跳ねます・・
防音ジョイントマットを敷いてみたけどあまり効果がありませんでした。
(猫に爪とぎされてボロボロになった)
ちなみに我が家は一度下の住人から苦情が来ているので、また来るんじゃないかと毎日胃が痛いです。
自分の子供が騒音を出してご近所さんに迷惑をかけるのがストレスですが、逆に周りの騒音がうるさくてせっかく寝付いた子供が起きてしまい育児に支障が出るというパターンもあります。

防音性の高い建物を選ぶ事はとても大事。
- 強めに足踏みをして音の響き方を確認する
- 部屋の壁をノックして壁の厚さや響き方を確認する
- 壁に耳を当てて生活音が聞こえないか確認
(休日の昼間だと隣の住人がいる確率が高い) - 窓を閉めて音の状況確認した後、今度は窓を開けて音の違いを確認する
(窓の防音性の確認)
エレベーターは必要

「子供・ベビーカー・買い物した荷物・ベビーグッズが入った荷物」
などを持ちながら階段を上るのは、想像を絶する程の大変さです。
5階までの建物はエレベーターが無い場合がありますが、よほどの事が無い限りやめましょう。
宅配や通販を活用してできるだけ重いものは買わないようにすれば少しは負担が減ると思いますがそれでもかなり大変です。

1階最強説!
玄関は広い方が良い

玄関は、お出かけ時に使う子供用品を収納するのに一番適した場所です。
(ベビーカー、三輪車、ヘルメット、カバン、外遊びのおもちゃなど)
玄関が狭い我が家は、ベランダにベビーカーを置いてましたが・・
- 毎日ベランダで出し入れするのが面倒すぎ
- 雨や砂よけのビニール袋を毎回被せるのも面倒
- ベランダが狭いので洗濯物を干すときに邪魔
なので今は無理やり玄関の隙間に突っ込んでる状態です。
(たまに落ちてきて危ない)

靴を履くスペースもある程度広い方が良いです。
我が家は奥行きが狭いので、子供に靴を履かせる時に背中にドアがぶつかってイラッとします。
続き間の1LDKは育児しにくい
独立した部屋がもう1つあれば、下記のような使い方ができます。
- 子供に触ってほしくない物や家具を置いて部屋自体を立ち入り禁止にできる
- 子供用品が増えても置き場所を確保できる
- 病気になった人を隔離できる
- ちょっと疲れた時に短時間でも一人になれる
- 旦那の帰りが遅くても物音で起きる確率が減る
- 部屋干しができる
- 夫婦喧嘩した時の逃げ場ができる
- 夜泣きで目が覚める旦那さんだと1LDKは無理だと思います
カウンターキッチンが便利

台所で用事をしている間は、子供が危ない事をしていないか常に見守る必要があります。
カウンターキッチンの場合、それが簡単にできます。
我が家の場合・・
私が台所で作業している間娘はリビングで一人遊びをしていますが、頻繁に後ろを振り返って安全確認をしなければなりません。
私が作業に集中している間に娘がこたつの上によじのぼって落ちそうになったり、ヒヤヒヤする場面が何度かありました。

友達宅のカウンターキッチンで洗い物をした時、快適すぎて感動しました・・
子供の安全を常に確認しつつ、さらにテレビを見る余裕まである!
ベビーゲートが設置しやすい台所だとさらに良いです。
(調理台やコンロに手を伸ばしてくるので危ない。)
ベランダは広い方が良い

赤ちゃんがいると、洗濯物がかなり増えます。
- 子供が汗をかいたら着替える
- ヨダレが多い子はこまめにスタイ、タオル、ガーゼを洗濯
- 嘔吐したら服、布団、タオルをその都度洗濯
- おむつ漏れしたら服、布団、タオルをその都度洗濯
- 布おむつの場合さらに洗濯物が増える
どうしようもない時はコインランドリーにお世話になりました。
電車やバスはあまり頼りにできない
子連れで公共交通機関を利用すると心身ともに疲れます。
(車がない場合は)徒歩・自転車圏内に、子連れで遊べるスポットがあればかなり楽になります。
子供ができてから初めて知りましたが、子連れ(ベビーカー)で公共交通機関を利用する時の周りの目はとても冷たいです。
(親切な方もいらっしゃいますよ!)
できるだけバスや電車を利用したくないと思うようになり、あまり遠出ができなくなりました。
コンパクトに折りたためるベビーカーがあるととても便利です。

友人からこのベビーカーを使わせてもらった時に感動しました。
かなり小さく折りたためるので大きなカバンに入るし、自転車の前かごにも乗せることができます。
スーパーが近い
支援センターが近い
子育て世帯が多い
子供が遊びやすい公園やショッピングモールが近い
なども家選びのポイント。
子供の首が座るまで自転車に乗れないので、スーパーは徒歩圏内が良いです。
その他に・・・
棚は扉があったほうが良い
我が子の場合、毎日棚に置いてある物を取り出してまき散らかしていました。
扉が付いている棚は簡単にロックができるので、イタズラ対策がしやすいです。
扉が無ければ
「突っ張り棒+布でカバーをしたり」
「ワイヤーネット+ストッパー」
などで対策できますが、開ける時に毎回面倒ですし見た目もあまり良くありません。
工夫次第でいい感じにできるかもしれませんが、最初から扉が付いている棚の方が断然楽です。

使う場所に合わせていろんな形状の物が売ってあります。
100円ショップにも売っています。
寝室の照明は調光機能が欲しい
起きている時間は明るくして、寝る時間が近づいたら少し暗くしてあげると眠りへの導入がスムーズになります。
人間の睡眠は光が大きく影響しているので、シーンに合わせて明るさ調整をする事は結構大事です。
夜中の授乳やオムツ替えの時は、明るいと目が覚めてしまうのでこのランプを使ってました。
ぷよぷよで柔らかいので枕元に置きっぱなしでもケガする心配がなく、コードレスなので便利です。(USB充電)

そして何よりも可愛い!
家電はチャイルドロックがある方が良い
家に置いている空気清浄機と扇風機の電源を、1日に何回も消されます。
そこまで気にするレベルではないですが、チャイルドロックは無いよりある方がいいです。
洗濯機は乾燥機能が付いている物が良い
ベランダが狭くて、部屋干しするスペースが無い家だと乾燥機能がないと大変です。
これからペットを飼うならもう少し後が良い

YouTubeでよくみる子供とペットのほのぼの動画のような光景を期待してはいけません。(普通に引っ掻かれます)
また、赤ちゃんは免疫力が低いので感染症の危険があります。
ペットを飼いたいならもう少し子供が大きくなってからが良いです。
我が家の猫は普通に引っ掻くし、威嚇もしていました。
さらに、子供の近くで猫同士喧嘩をするのでストレスがすごかったです。
やきもちを焼いて赤ちゃんに攻撃的になる子もいるらしい。
感染症について
〔前略〕
しかし、乳幼児や高齢者は、健康な成人に比べて免疫力が弱い場合があるため注意が必要だ。ある例では両親が生後7週の赤ちゃんを病院に連れてきた。赤ちゃんは発熱し、頭蓋骨の泉門(ひよめき)が膨らんでいた。
診察の結果、赤ちゃんはパスツレラ・ムルトシダ(Pasteurella multocida)による髄膜炎にかかっていたことが判明。これも、ネコやイヌの口の中によくいる病原体だ。2歳の兄が飼いイヌによく手をなめさせており、その指を生まれて間もない弟に吸わせていたのだ。
結論としては、ペットを愛する皆さんは手洗いをお忘れなく。そして、イヌやネコにぬれた舌で顔にたっぷりキスさせることには、慎重になった方がいいかもしれない。
「ペットとのキス、実は危険? ひとなめで細菌が数百万」より引用
もともとペットを飼っている状態で妊娠した場合は・・
〔前略〕
「ペットと赤ちゃんが一緒に暮らすのって衛生的には大丈夫なの? 獣医さんに聞いてみた!とは?」より引用
・ ペットのトイレのトレーニングができておらず、あちこちでしてしまう
・ 飼い主さんをベロベロなめることを許している
・ 散歩の後に足をきちんと洗っていない(犬の場合)
・ 完全室内飼い以外の方法で飼っている(猫の場合)
・ トリミングやシャンプー、爪切り、ブラッシングを適度に行っていない
・ ペットの健康管理を行っていない
・ ペットの毛などを、適度に掃除していない
・ ペットが人間に対して非常に攻撃的
・ ペットが飼い主さんと信頼関係を結べていない
・ ペットがワガママし放題になっている
・ 飼い主さんがペットの性格を理解できていない
こういった基本的なことができていない場合には、赤ちゃんに対して不衛生な環境になりますし、危険でもあります。妊娠期間中に訓練をして、できるようになっておく必要があります。

「やっと子供が寝た!」
と思った瞬間、猫が鳴いて子供が起きるパターンが300回くらいありました・・
日当たりがいい家が良い
- 育児で気持ちが沈んでいる時に暗い部屋だと余計疲れてしまうかも。
- 洗濯物が乾きやすい。
- 朝しっかり太陽の光を浴びさせる事で、夜ぐっすり寝れるようになります。
眠気を誘うホルモン「メラトニン」が関係している。
太陽光を目に取り込んでから14時間後にメラトニンの分泌が始まります。
メラトニンが分泌されると、脈拍、体温、血圧が低下して、自然な眠りを誘います。
なので、朝起きたらしっかり太陽の光を浴びる事が大事。
ローテーブルで食事をするのは大変
ローテーブルで食事をすると、コップや皿を倒される妨害が凄まじかったです。
そして机の上によじ登って危ない。(対策が難しい)
追記です
そういえば忘れてましたが、子供が歩けるようになってからしばらくの期間はローテーブル生活がとても大変でした。
とにかく食事中は常に戦いでした。
食器たちを防衛するために常に神経を研ぎ澄ませて、机の上で食器類が右へ左へ大移動。
娘に
「やめて!」
が通じるようになるのは、もう少し先です。
- 家族全員で食事するのを諦める
(夫婦どちらかが食事中、残った方がつきっきりで子供をみる) - 部屋の角に合わせてテーブルを配置。さらに物でガードしたら少しましになった
- 皿数を減らす
(丼や麺類、ワンプレートなど)
子供の手が届かないスペースを多く確保する
危険なもの、触ってほしくないもの、おもちゃ箱、汚れるもの、壊れやすいものなどを非難する場所が必須。
「子供の安全のため・親のストレス軽減のため」に、できるだけ多くの避難場所を確保しましょう。
追記です
とにかく、避難場所(高い場所、扉が付いている棚、ロックできる部屋など)があればあるほど親のストレスは軽減されます。
手の届く場所に置けば確実にイタズラされます。
今まではパソコン机が避難場所でしたが最近身長が伸びて登れるようになり、とても困っています・・
広ければ良いわけではない!狭い家のメリット
- 子供がウロウロしてもだいたい目が届く
- 掃除が楽
- 家族とのふれあいが増える
- エアコンなど電気代が節約できる
- 家賃が安い
まとめ
全ての条件を満たそうと思えば高い家賃になってしまいます。
なので、どこを妥協できるかしっかり考えてから家選びをしましょう。
少しでも育児ストレスが減るように家選びは慎重にしましょう!

私の娘は現在2歳ですが
「こんな家じゃなかったらもっと楽だったのに・・」
と思う瞬間が何度もあります。