乾燥は美容と健康の大敵です。
理想の湿度は50%前後と言われています。
(40%以下だとインフルエンザなどのウイルスが活動し始め、60%以上だとダニやカビが繁殖を始めます。)
特に、小さな赤ちゃんの体は敏感なので、赤ちゃんがいる家庭は湿度管理に気を付けなければなりません。
加湿器には色々種類があり、それぞれ加湿する仕組みが違うので電気代が全然違います。
メリット・デメリットがあるので、使う環境に合った加湿器を購入しましょう。

過去の私のように、値段とデザインだけで選ぶのはあまりオススメしません。(悲)
目次
①スチーム(加熱)式
タンクの水を沸かし、蒸気を利用して加湿するタイプ。
(室温が少し上がる)
「アイリスプラザ」より引用
- メリット
・加熱するので雑菌が繁殖しにくく掃除が楽
・加湿能力が高い - デメリット
・電気代がとても高い(1ヶ月約2,500円)
・水や吹き出し口が熱くなり火傷の危険(安全なタイプも有り)
水や吹き出し口が熱くなるタイプは、小さな子供がいる家は向いてないと思います。

ちなみに私が一人暮らしを始めた頃、気密性が高いワンルームマンションでガスヒーターとスチーム式加湿器を使ったら、結露+カビコースになりました・・
↑こちらのタイプは吸い上げた水だけを加熱するから安全・省エネ
②気化式
水を含んだフィルターに風を当てて湿った風を送る。(温度が少し下がる)
アイリスプラザより引用
- メリット
・電気代がとても安い。(1ヶ月約70円)
・ヤケドの心配が無く安全性。
・吹き出し口が水浸しにならない。 - デメリット
・掃除を怠ると、繁殖した雑菌がファンの風に乗って飛散する。
・加湿力は低め。(広い空間には適していない。)
もっとも自然な加湿です。
③超音波式
超音波で水を振動させ、細かい粒子になった水を放出させる。
アイリスプラザより引用
- メリット
・電気代が安い。(1ヶ月約500円)
・本体の値段が安い。
・コンパクトな物や、アロマを入れられるタイプがある。 - デメリット
・雑菌がたまりやすいのでこまめな掃除が必要。
・水に含まれるミネラル成分や細菌類を全て振動によって撒き散らかしてしまう。
・ミネラル成分による白い粉の発生と付着が懸念される。
・こまめな掃除をしないと、安全性・性能の面で劣る。(レジオネラ菌による死亡例)
コンパクトな物や、おしゃれなデザインの物が多いです。
④ハイブリット式
2つの性能を合わせた加湿器
気化式+ヒーターの場合・・
気化式に熱を加えたタイプ。
アイリスプラザより引用
- メリット
・水や吹き出し口が熱くならないので安全。
・加熱するので雑菌が繁殖しにくい。
・スチーム式程電気代が高くないけど、加湿能力は高め。 - デメリット
・電気代が少し高い。(加熱時1ヶ月約3,000円/非加熱時1ヶ月約70円)
・ミネラル分がフィルターに残るので、定期的な掃除が必要。
・本体の値段が高め。
湿度が低い場合、ヒーターが作動してすばやく加湿。(電気代は高くなるが、加湿効果が高い)
そして設定湿度に達するとヒーターを切って「気化式」で運転を開始。(加湿機能は低いが、電気代が安い)
つまり「スチーム式」と「気化式」の良いとこどりで、しっかり加湿しつつ、電気代の無駄を抑えることができます。

24時間、30日で計算しています。
加湿器の機種や住んでいる場所によってもかなり変わってくるので参考程度にお願いします。
その他いろいろ
加湿+空気清浄機

空気清浄機と加湿器、両方が欲しい人は1つになっている物がオススメです!
両方別々に買ったらかなり場所をとります。
水に浸けるだけのタイプ

大きな部屋や、すごく乾燥した部屋には向いていませんが、それなりに加湿効果はあります。
電気不要なのでコンセントがない場所でも使えて、騒音もありません。
デザインがおしゃれ
抗菌・防カビなのでお手入れ簡単 (半日全体を水に浸けるだけ。フィルター交換は1シーズンに1回)

サムネ画像の猫さん。実はこれも加湿器でした!
加湿器がないけど加湿したい場合
- 濡れたバスタオルを掛ける
- 観葉植物を置く
- 口が広い容器に水を入れておく
- 洗濯物を部屋干しする
- 霧吹きで水をまく
- 石油ストーブや、ガスファンヒーターをつける
- 水槽を置き、熱帯魚などを飼う

加湿力はあまり期待できませんが、気密性の高いマンションだったらこれくらいで十分な場合もあります。
一度湿度をチェックしてみましょう!
まとめ
電気代が高くなってでも加湿力を求めるなら「スチーム(加熱)式」
加湿力はそこそこで、電気代を抑えたいなら「気化式」
サイズやデザイン重視で、本体代や電気代を抑えつつこまめに掃除をする自信があるなら「超音波式」
加湿力を求めるけど、電気代をできるだけ抑えたいなら「ハイブリット式」
空気清浄機もほしいなら「加湿空気清浄機」
乾燥したオフィスの卓上にちょこっと置いたり、旅行先の乾燥したホテルの枕元に置いたり、手軽さを求めるなら「水に浸けるだけのタイプ」